老老介護のリスクは、できる限り避けたいものです。
そのためには、次のような対策がおすすめです。
第1は、健康に気を遣うことです。
高齢になるほど、心身の病気のリスクが高まるからです。
老老介護の要因の1つに、平均寿命と健康寿命との落差が挙げられます。
人生100年時代といわれ、長生きをする人が増えましたが、死ぬまで元気に過ごすことは難しいのです。
健康寿命を延ばす努力が大切です。
定期的な健康診断や適切な食事、運動習慣の維持を心掛けましょう。
第2は、介護に関する知識を身につけることです。
正しい介護は、心身の負担の軽減につながります。
介護に関する正しい知識がないために、腰痛になったり、労力を無駄にすることも多いのです。
介護を受ける側も行う側も、なるべく負担が少ない介護法を学ぶことが大切です。
インターネットで介護に関する情報を集めたり、書籍を読んだりして学びましょう。
介護技術や知識を学ぶセミナーやワークショップに参加するのもおすすめです。
また、介護が必要になったときにどのような介護サービスが受けられるのか、今から確認しておくことも大切です。
第3は、家族で介護についてきちんと話し合っておくことです。
夫婦や親子など家族で話し合い、介護についての考えを共有することが大切です。
事前に介護手段を決めておくことで、いざというときに何を行なうべきかが理解でき、介護の負担軽減へとつながります。
超高齢化社会を豊かに楽しく過ごすためにも、介護について元気なうちから学び、将来について考えておきましょう。